「何かあった時のために いちばん読んでおきたいエッセイマンガ」
――漫画家・ヤマザキマリ推薦
ニコ・ニコルソンの実家は宮城県の海沿いの町、山元町。2011年3月11日、この町を未曾有の大津波が襲いました。いろんな問題にたくましく立ち向かうニコ家。親子三代が、泣いて、笑って、家を建て直すまでを描いた実録エッセイマンガ『ナガサレール イエタテール』(ニコ・ニコルソン 著)を、ここに特別掲載!
東北を、震災を、忘れないために。どうぞお読みください。
第1話 流される












※本コミックに登場する名称は2012年時点のものです。
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コミックス『ナガサレール イエタテール 完全版』では全12話のほか、被災時に役立ったモノや保険についてなども本書収録コラム内で紹介。また、後日譚となる描き下ろしも収録しています。一部書店や通販サイト、コミックアプリなどで好評発売中です。
筆者について
宮城県亘理郡山元町出身のマンガ家/イラストレーター。2008年に『上京さん』(ソニー・マガジンズ)でデビュー。主な著書に『わたしのお婆ちゃん 認知症の祖母との暮らし』(講談社)、『アルキメデスのお風呂』(KADOKAWA)、『根本敬ゲルニカ計画』(美術出版社)などがある。2013年3月に発売された『ナガサレール イエタテール』(太田出版)は、東日本大震災で津波被害を受けた実家を再建するまでを描き、第16回文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品に選ばれた。講談社「kiss」にて『古オタクの恋わずらい』が連載中。