片山正通の頭の中をのぞき込む展覧会

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10月29日(金)から、東京・銀座の「ポーラ ミュージアム アネックス」で、Wonderwall(ワンダーウォール)の展覧会『Exhibition of Wonderwall Archives 01 -10 Project Models-』が開催される。

Wonderwallは、インテリアデザイナーの片山正通が主宰するデザイン事務所。片山は、インテリアデザインをはじめとして、建築デザインディレクション、プロダクトデザインなど幅広い分野で活躍しており、大胆さと緻密さが同居し、見るものに新鮮な気持ちを抱かせるデザインは、多くの消費者の共感を得ている。

今回の展覧会は、そのデザインプロセスに欠かせない”模型”の中から、代表的な10 のプロジェクトの模型を展示。片山は「空間全体、素材のバランス、動線、空気感といったものが把握できるのはCG ではなく、模型」と語っており、普段目にすることのない「小さなリアルの世界」をつぶさに見ることで実際の空間を疑似体験し、片山の頭の中をのぞき込めるかのような試みになっている。

『Exhibition of Wonderwall Archives 01 -10 Project Models-』は、「ポーラ ミュージアム アネックス」(中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3F 東京メトロ・銀座一丁目駅すぐ)で、10月29日(金)~11月28日(日)まで。開場時間は11:00~20:00、入場は無料、会期中は無休。会場では、国内初となる作品集『Wonderwall Archives 01』も先行発売される。同展は東京の後、福岡、名古屋を巡回する予定。

photo by Kozo Takayama

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。