「本」の未来を考える リバティーンズ4号発売

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明日、『LIBERTINES vol.4』が発売する。

新進気鋭のブック・コーディネイター・内沼晋太郎をゲスト・エディターに迎えた今号の特集は、「電子書籍のある生活:「本」の未来は僕らの手の中に」。芥川賞作家の綿矢りさや、ジャーナリストの立花隆など、電子書籍の最前線にいる15名のインタビュー全てを内沼が担当し、「電子書籍によって起こる、本と読書の十五の変化」をまとめた。

そして20ページに渡るロング・インタビューに登場するのは、今まさに旬の若手女優・満島ひかり。その生い立ちから、デビューのきっかけ、Folder5時代から女優になった過程など、彼女の半生が語られている。変幻自在のグラビア写真と、「カメラが回っているほうが落ち着く」「長回しの方が楽」といった彼女の言葉からは、天性の女優魂を感じ取ることができるだろう。

操上和美が写真を手がける連載、Style for Creative Peopleでは、”IT系クリエイター、かく装う”と題し、『UNIQLOCK』で知られる田中耕一郎、ロフトワーク代表の林千晶、チームラボ代表の猪子寿之、メディア・ジャーナリスト津田大介、そして777interactive代表の福田敏也をモデルに起用。コム・デ・ギャルソン、ヘルムート・ラングなどの冬の装いと、時代を牽引する彼らのウェブへの想いを見ることができる。その他、『食べログ』本部長・村上敦浩へのインタビュー、電子書籍について語られた連載鼎談「世界とカルチャーはITでまわる」など、本号は今までにない”ITづくし”の号となった。

40名によるカルチャー・レビュー連載では、編集者の仲俣暁生、書評家の豊﨑由美両人がブックレビューとして中森明夫の『アナーキー・イン・ザ・JP』を、映画レビューでは、ラジオパーソナリティの小島慶子と映画批評家の前田有一が、河瀬直美の『玄牝』を挙げた。レビュアー同士の解釈の違いを、それぞれ見開き2ページで楽しむことができるだろう。

アニメ化も決まったベストセラー、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(ダイヤモンド社)の主人公、みなみがiPadを手にした表紙が目印の『LIBERTINES』4号は、明日10日以降、首都圏から順次発売。定価950円+税。
本誌の詳細は、以下の公式サイトまで。

(文中敬称略)

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。