東京・竹橋の東京国立近代美術館で、3月より『生誕100年 岡本太郎展』が開催される。
1970年の大阪万博のシンボルになった『太陽の塔』や、メキシコで再発見されたのち、現在は渋谷駅に設置されている巨大壁画『明日の神話』、そして「芸術は爆発だ」をはじめとした力ある言葉の数々から、1996年にこの世を去った後も、多くの支持を集める岡本太郎。しかし同時に、様々な既成概念を破壊しようとした岡本太郎が、一時期は世間から冷笑され、煙たがられていたことは忘れられつつあるのも事実だ。
今回の企画展では、そうした批判に立ち向かい続けた岡本太郎らしい、「対決」がキーワード。”ピカソとの対決/パリ時代”、”「わび・さび」との対決/日本再発見”、”戦争との対決/明日の神話”、”消費社会との対決/パブリックアート、デザイン、マスメディア”などの7つの章に分けた上で、その苦闘の中から生み出された絵画、彫刻、写真、デザインなど、約130点の作品が紹介される。
岡本太郎の人生の軌跡を辿る『生誕100年 岡本太郎展』は、3月8日(火)~5月8日(日)、東京国立近代美術館(千代田区北の丸公園3-1 東京メトロ・竹橋駅徒歩3分)にて。開館時間は10時~17時(金曜のみ20時まで)。休館日は月曜(3月21日、3月28日、4月4日、5月2日は開館)、及び3月22日(火)。会期中の展示替えあり。詳細は公式サイトまで。
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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。