アラブの現代美術が日本に初上陸 『アラブ・エクスプレス展』開催

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6月16日(土)より、東京・六本木の森美術館にて、日本初のアラブ現代美術の展覧会『アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る』が開催される。

この展覧会は、アラビア半島を中心としたアラブ諸国のアーティストの作品を紹介する、日本で初めてのアラブ現代美術展。アラブ世界では、2010年にカタールのドーハに「マトハフ・アラブ近代美術館」が開館、現在アブダビ(アラブ首長国連邦)でルーブル美術館とグッゲンハイム美術館の建設が進むなど、急速にアート産業が成熟しつつあり、「アラブ・エクスプレス」というタイトルは、特急のような速度で急速に変化を遂げるアラブ世界の今の姿を日本にいち早く伝えることを、象徴的に表現している。

会場では、イラク~アラビア半島周辺~エジプトまでの東アラブ地域から独自の現地調査により選ばれた約30 組のアーティストによる絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションを展示。単一的なアラブ像を払拭する多様で豊かな作品群や、アラブ独特の美意識から生まれた斬新でユニークなアラブ的視覚表現が多数紹介されている。

日本とバーレーン王国、オマーン国、カタール国、アラブ首長国連邦との国交樹立40周年、及びクウェート国、サウジアラビア王国との国交樹立50周年を記念して開催されるこの展覧会は、2012年6月16日(土)~10月28日(日)まで、森美術館(六本木ヒルズ森タワー 53階)にて開催。開館時間は10:00~22:00(火曜日のみ17:00まで)、会期中無休。

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【関連リンク】
アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る-森美術館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。