日本全国の鉄道車両をデザイン 水戸岡鋭治展開催中

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7月7日(土)より、茨城県水戸市の「水戸芸術館」にて、JR九州の車両デザインを手がけたことで知られるデザイナー・水戸岡鋭治の展覧会『水戸岡鋭治の鉄道デザイン展 駅弁から新幹線まで』が開催されている。

水戸岡は1947年生まれのデザイナー、イラストレーター。建築から鉄道まで幅広いデザインを手がける水戸岡は、九州新幹線「つばめ」「さくら」をはじめ、「SL人吉」「あそぼーい」「ゆふいんの森」「海幸山幸」といったJR九州の各車両、さらに和歌山電鉄貴志川線の「たま電車」、富士急行の「富士登山電車」など、日本全国の鉄道車両をデザイン。木目を生かしたデザインを特徴とする彼の仕事は内外から高い評価を受け、国際的な鉄道関連のデザイン賞であるブルネル賞ほか、ブルーリボン賞、毎日デザイン賞、菊池寛賞など多くの賞を受賞している。

同展は、JR九州の車両をはじめとする公共交通のデザインを25年間続けてきた水戸岡の活動を紹介する展覧会。JR九州を走る特急・観光列車・通勤列車などのデザインおよび特徴や魅力、デザインの過程で生まれたサンプルや試作品、計画中のクルーズトレインについての発想や概念など、水戸岡の仕事が概観できる展覧会となっている。

『水戸岡鋭治の鉄道デザイン展 駅弁から新幹線まで』は、2012年7月7日(土)~9月30日(日)まで、水戸芸術館(水戸市五軒町 1-6-8)にて開催。開館時間は9:30~18:00、休館日は月曜日および7月17日、9月18日(7月16日、9月17日は開館)。(文中敬称略)

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水戸岡鋭治の鉄道デザイン展 駅弁から新幹線まで-水戸芸術館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。