クレージーケンバンド発「キム兄弟」は本当に韓流4兄弟?

スポンサーリンク

クレージーケンバンド(CKB)の屋台骨を支えるプレーヤーたちによって結成されたキム兄弟のアルバム『ゴールデンヒッツ』が4月に発売された。長男・金聖和こと廣石恵一(Dr、Vo)、次男・金竜児こと新宮虎児(G、Key)、三男・金東碩こと洞口信也(Vo、B)、四男・金誠日こと澤野博敬(Tp、Vo他)からなるキム兄弟は、どのようにして誕生したのか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.113で、彼らはこう語っている。

新宮 「もともとは楽屋でシンちゃん(洞口)とふざけながら歌を作っていたのがきっかけで、それが段々と面白くなってきて、廣石さんと澤野くんにもお手伝いしてもらいたいなと思って誘いました。(バンド名の由来は)韓流ブームに乗っかろうと思って付けたんですけど……遅すぎましたね(笑)」

歌詞には、大人の余裕とユーモアが含まれ、音楽的にも初期のCKBに通じる雰囲気を持っているキム兄弟。その素性ゆえに当たり前といえば当たり前なのだが、メンバーもCKBからの影響を否定しない。

新宮 「CKBのスピンオフですからね。剣さんの“作りものじゃない笑い”やコードからも影響を受けてますし。だから、CKBの手足の一部として、剣さんに迷惑がかからない程度に低空飛行で作っていけたらなって。あと、“スウィート・パンク”ってジャンルができたら良いなと思っていて。おれたちにスウィート・ソウルは無理だから」

“4兄弟”は、普段からお酒を飲んだりして仲が良く、アルバム作りも「普通は遠慮してしまうところも、このメンバーだとパッと言えましたね」(澤野)という雰囲気で進んだのだという。そんなキム兄弟の今後の予定について、新宮は

「今のところは未定ですが、もし話があれば、みんなに相談してって感じですかね。でも、ライブは結構ウケますよ。『愛人募集中』なんて曲をやると女の子がハイハイハイって(笑)」

と語っている。

◆『クイック・ジャパン』vol.113(2014年4月12日発売/太田出版)

【関連リンク】
『クイック・ジャパン』vol.113

【関連記事】
ロンブー淳「ロンハーの素人企画にやらせは一切なかった」
AKBが題材のアニメ『AKB0048』に当代随一のアニメ制作者が集結
オードリー若林「M-1出たのはお笑いをやめる為だった」
ヒャダインこと前山田健一「ニコ動ではみんな、だいだい2分で飽きるなって思った」

※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。