鬼才・エリック・サティの業績と彼が過ごした時代を知る展覧会

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7月8日(水)より、東京・渋谷の「Bunkamuraザ・ミュージアム」にて、革新的な技法や作曲で知られる音楽界の異端児・エリック・サティの展覧会『エリック・サティとその時代展』が開催される。

エリック・サティ(1866~1925)は、19世紀末からパリ・モンマルトルで作曲家として活動を開始し、イージー・リスニングやBGMとして多用される『3つのジムノペディ』や、演奏を終えるまでに18時間かかるという『ヴェクサシオン』(=「嫌がらせ」という意味。同じフレーズを840回繰り返す)など、美しい旋律から実験的な曲まで多様な作品を発表。また、ピカソやブランクーシ、マン・レイら、同時代の芸術家たちと生涯を通じて交流したことでも知られている。

同展は、サティの活動を芸術家との交流のなかで捉え、刺激を与え合った芸術家たちの作品を通して、作曲家サティの新たな側面を浮かび上がらせるもの。会場では、世紀末モンマルトルのキャバレー文化、サティが深く関わった薔薇十字会に関する資料、サティの活動やサティに対する評価、ジャン・コクトーが脚本、ピカソが美術、そしてサティが音楽を担当したバレエ・リュスの公演『パラード』ほか、サティが携わった舞台作品に関する下絵、デッサン、ノート、書簡、公演を記録した写真やプログラムなど、貴重な資料が展示される。

『エリック・サティとその時代展』は、2015年7月8日(水)~8月30日(日)まで、Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷区道玄坂2-24-1 JRほか「渋谷駅」徒歩8分)にて開催。開館時間は10:00~19:00(金・土は21:00まで)。入館料は当日一般1400円。

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エリック・サティとその時代展-Bunkamuraザ・ミュージアム

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。