都築響一が日本のエロ文化に迫る「エトロピア・ジャパン」展

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6月11日(土)より、東京・渋谷の「アツコバルー arts drinks talk」にて、編集者、写真家の都築響一の展覧会『「神は局部に宿る」都築響一 presents エロトピア・ジャパン』が開催される。

都築響一は(1956~)は、『ポパイ』『ブルータス』で現代美術、建築、デザイン、都市生活などの記事を担当し、1989年から1992年にかけて、1980年代の世界の現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アート・ランダム』を刊行。

一方では、日本の隠れた名所を紹介した『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』(1996年)で、“写真界の芥川賞”と呼ばれる木村伊兵衛賞を受賞し、優れた観察者として『TOKYO STYLE』『賃貸宇宙UNIVERSE forRENT』『珍世界紀行ヨーロッパ編』『ROADSIDE USA 珍世界紀行アメリカ編』『東京スナック飲みある記』『東京右半分』など興味深い著作を次々と発表している。

同展のテーマはずばり「エロ」。ラブホテルや秘宝館、イメクラなど、日本には独特の“エロ文化”があるが、都築はこれらを

「その作り手たちは、自分がアートを作ってるなんて、まったく思っていない。(中略)そんな彼らのクリエイティヴィティの純度が、いまや美術館を飾るアーティストの『作品』よりもはるかに、僕らの眼とこころに突き刺さってくる」

と評しており、会場では都築が集めた品々が集うエロの楽園、エロトピアが展開される。

『「神は局部に宿る」都築響一 presents エロトピア・ジャパン』は、2016年6月11日(土)~7月31日(日)まで、アツコバルー arts drinks talk(渋谷区松濤1-29-1クロスロードビル5F)にて開催。開場時間は14:00~21:00(日、月は11:00~18:00)。休館日は火曜。料金は1000円。

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『神は局部に宿る』都築響一 presents エロトピア・ジャパン

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。