3月28日(火)より、東京・上野の東京藝術大学大学美術館にて、戦国時代に活躍した画僧・雪村周継(せっそんしゅうけい)の回顧展『雪村-奇想の誕生-』が開催される。
雪村周継(1504?~1589?)は、武将の子として生まれたものの、出家して禅僧となり画業に専心。「雪村」の名は、私淑した雪舟にちなむものとされている。80余年におよぶその生涯は謎に包まれているが、会津、鎌倉、小田原、晩年には三春(福島県)などを遍歴。革新的ながらも人間味溢れる水墨画を描き続けた。
会場には、龍に乗って天空を見上げる中国の仙人・呂洞賓(りょどうひん)を描いたミステリアスな作品『呂洞賓図(りょどうひんず)』をはじめ、雪村の主要作品約100件と関連作品約30件が登場。後の尾形光琳に影響を与え、伊藤若冲、歌川国芳など「奇想」と呼ばれる絵師たちの元祖とも位置づけられる雪村の全貌に迫る。
『雪村-奇想の誕生-』は、2017年3月28日(火)~5月21日(日)、東京藝術大学大学美術館(台東区上野公園12-8 JR「上野駅」徒歩10分)にて開催。開館時間は10:00~17:00。休館日は月曜日(5月1日は開館)。観覧料は当日一般1600円。なお同展はこの後、滋賀(MIHO MUSEUM)を巡回する。
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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。