9月26日(火)より、東京・上野の東京国立博物館にて、数々の素晴らしい仏像を生み出した仏師・運慶の特別展『興福寺中金堂再建記念特別展 運慶』が開催される。
運慶(?~1223)は、写実的で勇ましい仏像を生み出した、日本の仏教美術を代表する仏師。彼が活躍した平安時代末期から鎌倉時代は、源平の戦いをはじめとして各地で戦が起こり、貴族から武家へと引き継がれた。そんな時代の風は運慶の作風にも影響し、勇ましく迫力に溢れた写実的な仏像を制作。多くの作品が国宝や重要文化財に指定されている。
同展は、天才仏師・運慶の傑作が集結する史上最大の展覧会だ。運慶の作品は31体しかないと言われており、しかも全国に散らばっているが、今回は運慶と関係の深い興福寺(奈良)の中金堂再建を記念し、同寺の仏像や各地で大切に扱われてきた仏像が結集。会場には、国宝の「毘沙門天立像」「無着菩薩立像」「世親菩薩立像」など、運慶が関わったとされる仏像など22体が展示されるほか、運慶の父・康慶、実子の湛慶、康弁ら親子3代の作品も展示される。
『興福寺中金堂再建記念特別展 運慶』は、2017年9月26日(火)~11月26日(日)まで、東京国立博物館 平成館(台東区上野公園13-9 JR「上野駅」徒歩10分)にて開催。開館時間は9:30~17:00(金・土、11月2日は21:00まで。休館日は月曜日(10月9日は開館)。観覧料金は一般1600円。
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