「北の国から」で五郎がいつも飲んでいるお酒はいったい何?

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仕事が終わって、ちょっと一杯が毎日の楽しみという人は多いはず。名作ドラマ『北の国から』でも、晩酌を楽しむシーンは幾度となく描かれています。主人公の五郎(田中邦衛)も、中畑和夫(地井武男)と居酒屋で飲んだり、仕事仲間と宴会で飲んだり、ときには自宅で一人で飲んだりと、ドラマの中でお酒を飲むシーンがたびたび登場。五郎はけっこうなお酒好きであることがわかります。そんな五郎がドラマの中で飲んでいるのは、どんなお酒でしょうか?

作品を細かくチェックすると、富良野に移住してからは主に日本酒。それも北海道の地酒がほとんどです。ドラマの映像から確認できるものでは、旭川の「男山」や「黒松高砂」、そして小樽の「北の誉」が何度か登場。いずれも高級なものでなく、北海道の人々に広く親しまれている銘柄を五郎も飲んでいるようです。このうち、「男山」は黒板家が暮らした家として富良野に展示されている「五郎の石の家」のちゃぶ台にも、一升瓶がしっかり置かれています。

五郎の酒の好みについては、脚本家の倉本聰氏監修の『「北の国から」ガイドブック』で、「純米・吟醸・大吟醸……まったく気にしないし、もちろん銘柄にもこだわらない。単純に懐具合が許す酒を飲んでいるに過ぎないのだ」とも紹介。しかも酒を飲みすぎては、「よくヘロヘロになって螢(中嶋朋子)に叱られている」そうで、その情景が今にも目に浮かびます。

ちなみに、「’98時代」で、純(吉岡秀隆)がシュウ(宮沢りえ)の実家に持参した日本酒は札幌の地酒「千歳鶴」でした。

◆ケトル VOL.41(2018年2月14日発売)

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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