世間のイメージに東出昌大が反論 「自己認識は真面目系クズです」

カルチャー
スポンサーリンク

高校時代にメンズノンノ専属モデルオーディションでグランプリを獲得し、モデルとして活躍した後に俳優になった東出昌大。現在放送中の『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)で、月9初出演を果たした東出は、丁寧で落ち着いた物腰、実直な語り口なども手伝って、“真面目で誠実”というイメージが強いが、自分では自分のことをどう思っているのか? 2018年4月14日発売の『ケトルvol.42』で、東出はこう語っている。

「自分では、ものすごく違和感があります。『真面目ですね』なんて言われたりすると、我が耳を疑います。僕は子どものころからずっと『オマエはなんて不真面目なヤツなんだ』『チャランポランだ』と指摘され続けながら育ってきたので。そして実際、そういう不真面目な性根があることは自覚しているんです。だから、他人様の前、カメラの前に立つときはちゃんとしなきゃ、と意地になっている気がする。要するに、ええカッコしいなんです」

世間のイメージとは大きく反する人間であることを強調する東出。「そもそも僕は勤勉さに欠ける」「自己認識は“真面目系クズ”です」と、自分で言えるあたりが、すでに真面目で誠実の現れのような気もするが、昨年出演したドラマ『あなたのことはそれほど』では、ディレクターから貴重なアドバイスをもらったそうだ。

「『演技への意気込みや丁寧さは大事だけど、もうちょつと肩の力を抜いてやってもいいんだよ』と。それで『あぁ、自分はまだガチガチなんだな。カメラの前に立ったときに緊張感が出てしまい、堅苦しい印象を強くしてしまっているんだな』と気づかされました。ドラマや映画は本来、人々の娯楽であるべきものです。そこで演技から緊張が滲んでばかりだと、見る人も疲れてしまいますよね」

アドバイスを活かし、『コンフィデンスマンJP』ではいい意味でのラフさを意識しているのだそう。自分では不真面目だと語る東出だが、演技への向かい合い方を聞く限り、世間が抱く真面目で誠実というイメージに間違いはないようだ。

【関連リンク】
ケトル VOL.42

【関連記事】
長澤まさみ 月9共演の東出昌大と小日向文世は「性格は全然違うけど、似た者同士」
俳優6年目の東出昌大 「この職業を選んでよかった」
坂口健太郎 悩みの時期を越えて現れ始めた「俳優としての欲」
小栗旬が年下俳優の演技に「俺らにはできない」

※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

関連商品
ケトルVOL.42
太田出版