ロシア美術の殿堂から厳選した作品を紹介 『ロマンティック・ロシア』展

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11月23日(金・祝)より、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムにて、19世紀後半から20世紀初頭のロシアの絵画を紹介する『国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア』が開催される。

この展覧会は、“ロシア美術の殿堂”と言われる国立トレチャコフ美術館が所蔵する豊富なコレクションの中から、19世紀後半から20世紀初頭のロシアを代表する作家の風景画、風俗画、人物画、静物画などを紹介するものだ。国立トレチャコフ美術館は12世紀の貴重なイコンに始まる約20万点の所蔵作品を誇る美術館。紡績業で莫大な財産を築いたパーヴェル・トレチャコフは、コレクションを充実させるだけでなく、同時代の芸術家のパトロンとして支援も行い、死後、そのコレクションがモスクワ市に寄贈され、第一級のロシア美術コレクションを誇る美術館になった。

会場には、白樺や樫の木の深い森、雪に覆われた大平原、木々の葉が金色に色づく黄金の秋、長い冬が終わって樹木や草花が芽吹く春──雄大でロマンティックなロシアの雰囲気が感じられる作品が多数登場。地平線まで続く道、青空に冴える真っ白な樹氷、どこまでも広く深い森、伝統的な建築で彩られた都市風景、市民たちがくつろぎの時間を過ごす菜園付きのセカンドハウス「ダーチャ」など、祖国に対する愛に溢れた作品が紹介される。

『国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア』は2018年11月23日(金・祝)~2019年1月27日(日)まで、Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷区道玄坂2-24-1 JRほか「渋谷駅」徒歩7分)にて開催。開館時間は10:00~18:00(金・土は21:00まで)。休館日は11月27日、12月18日、1月1日。入館料は一般1500円。

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国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア-Bunkamura

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。