『河鍋暁斎 その手に描けぬものなし』展 反骨の人の生涯に迫る

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2月6日(水)より、東京・六本木のサントリー美術館にて、江戸時代から明治にかけて活躍した絵師・河鍋暁斎の展覧会『河鍋暁斎 その手に描けぬものなし』が開催される。

河鍋暁斎(1831~1889)は、7歳で浮世絵師の歌川国芳に弟子入りし、駿河台狩野派の前村洞和、さらに洞和の師匠の狩野洞白陳信のもとで学んだ後、「狂斎」という画号で活動。戯画などで人気を集めたが、1870年に風刺画で投獄され、名を「暁斎」と改めた。

こうした事件から「反骨の人」というイメージも強い暁斎だが、浮世絵師と狩野派という下地を持つ彼の作品は国内外で高く評価され、鹿鳴館や三菱一号館を設計した英国人建築家のジョサイア・コンドルが弟子入りしたのは有名なエピソード。類まれなる表現力であらゆるジャンルの作品を残した。

会場には、暁斎の名を高めた『枯木寒鴉図』をはじめとした名品、狩野派絵師としての作品、先人たちの古画から学んだ作品、人気の高い戯画、人物画、さらに暁斎にゆかりのある人物や場所に伝わった作品が登場。幕末と明治の動乱期に独自の道を切り開いた暁斎にの足跡をたどる。

『河鍋暁斎 その手に描けぬものなし』は、2019年2月6日(水)~3月31日(日)まで、サントリー美術館(港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階 東京メトロ・都営地下鉄「六本木駅」直結)にて開催。開館時間は10:00~18:00(金、土、2月10日、3月20日は20:00まで)。休館日は火曜(3月26日は18:00まで開館)。入館料は当日一般1300円。

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河鍋暁斎 その手に描けぬものなし-サントリー美術館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。