8月31日(土)より、東京・丸の内の出光美術館にて、松尾芭蕉が奥の細道の旅に出て330年を迎えたことを記念する展覧会『奥の細道330年 芭蕉』が開催される。
江戸時代に活躍した俳人・松尾芭蕉が奥の細道への旅に出たのは1689年のこと。尊敬する俳人・西行の500回忌にあたる同年、弟子の曽良を伴い、江戸を旅立った。そのルートは日光(栃木)~白河の関(福島)~松島(宮城)~平泉(岩手)~山寺(山形)~象潟(秋田)~出雲崎(新潟)~金沢(石川)~大垣(岐阜)と、2400kmにも及び、芭蕉はこれを約5か月で踏破。その旅程を綴った旅行記が「おくのほそ道」だ。
会場には、芭蕉の自筆の作品約20点をはじめ、蕪村の描いた「奥之細道図」、柿衞文庫蔵の「旅路の画巻」、「蕉門十哲」とよばれる門人の一人、森川許六とのコラボレーション作品「発句画賛『かれえだに』」など、貴重な品々が登場。旅先で記された短冊や懐紙などを通して探る書画の魅力、作品を通じて探る芭蕉の足跡、芭蕉を慕った人々など、様々な観点から芭蕉およびおくのほそ道の世界を紹介する。
『奥の細道330年 芭蕉』は、2019年8月31日(土)~9月29日(日)まで、出光美術館(千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9F)にて開催。開館時間は10:00~17:00(金曜は19:00まで)。休館日は月曜(9月16日、23日は会館)。入館料は一般1000円。
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