徳川歴代将軍の文化的側面に着目 『天下泰平~将軍と新しい文化の創造~』展

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1月2日(木)より、東京・両国の江戸東京博物館にて、江戸幕府歴代将軍の書画などを展示する企画展『天下泰平~将軍と新しい文化の創造~』が開催される。

この展覧会は、徳川の歴代将軍の自筆の書画を通じて、江戸文化における将軍の果たした役割を紹介するものだ。ドラマや映画などに登場する将軍は、豪快な英雄として描かれることが多いが、約260年にわたって天下泰平の世をもたらした徳川家の歴代将軍は、いずれも自身が文化人で、書画を嗜んだ。同展は、彼らの文化的側面に着目し。文化人として徳川将軍がいかに貢献したのかを検証していく。

会場では、家康が書いた一行書をはじめ、参勤交代制度や外交の体制などを整える一方、文化の振興にも力を入れた家光、学問の奨励を重視した綱吉と吉宗、史書の編纂に力を入れた家斉ら、歴代徳川将軍の書画を展示。さらに、幕府御用絵師狩野派が描いた絵画作品、家斉に献上されたと推察される古代裂帳などが紹介される。

『天下泰平~将軍と新しい文化の創造~』は、2020年1月2日(木)~2月16日(日)まで、江戸東京博物館(墨田区横網1-4-1 JR「両国駅」徒歩3分)にて開催。開館時間は9:30~17:30(土曜日は19:30まで)。休館日は1月6日(月)・27日(月)、2月3日(月)・10日(月)。観覧料は一般600円。

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【関連リンク】
天下泰平 ~将軍と新しい文化の創造~-江戸東京博物館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。