“日本のはじまり”を名品でたどる「出雲と大和」展 東京国立博物館にて

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1月15日(水)より、東京・上野の東京国立博物館にて、『日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」』が開催される。

この展覧会は、日本最古の書史である日本書紀の編纂1300年を記念して行われるものだ。全30巻からなる日本書紀は、歌人としても知られる舎人親王らによってまとめられた歴史書で、奈良時代の養老4年(720年)に完成。神代から持統天皇11年(679年)までが記されている。その冒頭には、出雲と大和はそれぞれ「幽」と「顕」(※)を象徴する場所と記されており、いずれも重要な役割を担っていた。同展では出雲と大和の名品を集め、古代日本の成立や特質に迫る。

※幽=神々や祭祀を司る、顕=政治の世界を司る

会場には、出雲大社に古くから伝わる神宝、絵画、境内から出土した巨大柱、国宝を含む大量の出土青銅器、三角縁神獣鏡、門外不出の仏像など、出雲と大和の歴史の深さを物語る品々が登場。「出雲大社 巨大本殿」「出雲 古代祭祀の源流」「大和 王権誕生の地」「仏と政」という4章で、出雲と大和の秘密に迫る。

特別展「出雲と大和」は2020年1月15日(水)~3月8日(日)まで、東京国立博物館 平成館(台東区上野公園13-9 JR「上野駅」徒歩10分)にて開催。開館時間は9:30~17:00(金・土は21:00まで)。休館日は月曜(2月24日は開館)、2月25日。観覧料金は当日一般1600円。

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【関連リンク】
日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」-東京国立博物館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。