角川武蔵野ミュージアムが8月1日にプレオープン 竣工記念展は隈研吾展

カルチャー
スポンサーリンク

美術館、博物館、図書館が融合する文化施設「角川武蔵野ミュージアム」が、8月1日(日)にプレオープンする。

同館は、KADOKAWAが展開する「ところざわサクラタウン」のランドマークとしてオープンする新しいコンセプトの文化複合施設。ところざわサクラタウンは、KADOKAWAと埼玉県所沢市が共同で進める、みどり・文化・産業が調和した地域づくりを行う「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設で、角川武蔵野ミュージアムは図書館と美術館と博物館が融合する他に類のない文化複合施設となる。

運営の柱となるのは、館長で編集工学者の松岡正剛、博物学者の荒俣宏、芸術学・美術教育の研究者である神野真吾、建築家の隈研吾の各氏。建物は新国立競技場を設計した隈研吾が手掛けており、大地から隆起したような多面体の建築となっている。

8月1日からは竣工記念展として、『隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築』が開催される。同展では、隈が携わった石の建築と木の建築を紹介。同館の外観、内部空間、周辺のランドスケープデザイン、構想から設計、実際の工法までを、文章、設計図、インタビュー映像などで解説するほか、近年の代表作の模型群、同館の図書館「エディットタウン」(11月開館)木製書棚の実物大モックアップ、壁面全体を使ったスライドショー、隈の建築作品と写真家・新津保建秀氏のコラボレーションなど、多様な資料や作品が展示される。

『隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築』は、2020年8月1日(土)~10月15日(木)まで、角川武蔵野ミュージアム グランドギャラリー(埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 JR「東所沢駅」徒歩10分)にて開催。開館時間は10:00~18:00(金・土は10:00~21:00)。休館日は火曜日。入場料金は大人1600円。完全事前予約制とし、入館人数の制限を行なう。

【関連リンク】
角川武蔵野ミュージアム
角川武蔵野ミュージアム 公式ツイッター
ところざわサクラタウン
ところざわサクラタウン 公式ツイッター

【関連記事】
安彦良和 『ヴイナス戦記』が長年封印作となっていた理由

※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。