「あさま山荘事件」から50年 山本直樹の問題作『レッド』新装全4巻で連続刊行

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連合赤軍による「あさま山荘事件」をベースに青春と革命の最期を描き、漫画史上屈指の問題作とされながら近年入手困難だった山本直樹・著『レッド』。事件から50年となる今年、新装版『定本 レッド 1969-1972』として全4巻での連続刊行が決定。第1巻が11月29日より発売されます。

本作『定本 レッド 1969-1972』は、講談社コミックス版『レッド』(全8巻)、『レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ』(全4巻)、『レッド 最終章 あさま山荘の10日間』(全1巻)、以上計13巻の物語全編を収録。全4巻編成で刊行される。このため第1巻は744ページ、束幅は4センチほど。厚みあるシリーズとなる。

1969年1月18日、1000人近い学生たちがたてこもった東京大学構内に機動隊及び警官8500人あまりが突入。夕刻、安田講堂陥落。逮捕者631名。1月18日、’69年度東京大学入試の中止が決定した。この「安田講堂事件」あたりをさかいに以降、日本の学生運動は徐々に下火へと向かいはじめる。同じ年の夏からこの物語は始まる。

あのとき何が起きていたのか——。

『定本 レッド 1969-1972』第1巻は11月29日より発売、2,420円(本体2,200円+税)。2巻以降は毎月1冊ずつ連続刊行予定。


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