「あさま山荘事件」とは何だったのか? 山本直樹の問題作『レッド』新装版完結の第4巻刊行

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この国の分岐点を捉えた、金字塔的長編黙示録。

「あたしたちが おばあさんや おじいさんになる頃、
 世界はどうなっているのかナ?」

『定本 レッド 1969-1972 4』帯より

連合赤軍による「あさま山荘事件」をベースに青春と革命の最期を描き、漫画史上屈指の問題作とされながら近年入手困難だった山本直樹・著『レッド』。事件から50年となる2022年より連続刊行していた新装版『定本 レッド 1969-1972』の完結巻となる第4巻が、いよいよ2023年2月28日に発売されます。

『定本 レッド 1969-1972』第4巻あらすじ

1972年が明けた。激化する「総括」で死者が続出する赤色連盟では、それまで実行部隊のリーダー的存在だった安達にまで新たな矛先が向かう。その一方、徐々に迫りくる警察の包囲網。逃亡する若者たちが最後に追い込まれた場所は、名を「あさま山荘」といった――。

「何の意味があったのか? 何の意味もなかったのか?
 何かが終わったのか? 何かが始まるのか?」

「やっと総括できたな」 「……うん」

『定本 レッド 1969-1972』第4巻より

山本直樹・著『定本 レッド 1969-1972』完結の第4巻は、2023年2月28日(火)より発売。664ページ、2,420円(本体2,200円+税)。巻が進むたびに「黒み」を増していくカバーデザインにも注目。

※本作『定本 レッド 1969-1972』は、講談社コミックス版『レッド』(全8巻)、『レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ』(全4巻)、『レッド 最終章 あさま山荘の10日間』(全1巻)、以上計13巻の物語全編を収録のうえ、新装版として全4巻にて刊行するものです。

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