香油壺、香水瓶、香道具… 奥深い香りの歴史と文化に触れる『香りの器』展

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1月9日(土)より、東京・新橋のパナソニック汐留美術館にて、香りに関わる品々を紹介する展覧会『香りの器 高砂コレクション展』が開催される。

古代オリエントの香油壺、陶磁器やガラスで作られた近代ヨーロッパの香りの器、東南アジアを中心に嗜まれる香道の漆工芸品、日本に伝わる香炉や香合で用いられる陶磁器や金工品など、古今東西には香りを楽しむ様々な文化が存在した。同展は、高砂香料工業が長年にわたって収集してきた香りに関わるコレクションを紹介するものだ。

会場には、紀元前10世紀キプロスの香油壺、紀元前6世紀のギリシアの香油瓶、古代オリエントのガラス製容器、マイセンやセーブルなど西洋磁器の名品、有名デザイナー達の香水瓶といった品々に加え、化粧道具セットや香水メーカーの華やかな広告ポスターが登場。また、香席で用いられる伝統的な香道具、香木や香道伝書などの史料など、日本の香りの文化を伝える資料が展示される。

さらに、高砂コレクションに追加して、国内の美術館より、香水瓶を携える貴婦人の肖像画、マリー・ローランサンによる名画、アール・デコ時代の瀟洒な椅子や照明器具も紹介。古今東西の香りに関する工芸作品を鑑賞することで、奥深い香りの歴史と文化に触れることができる。

『香りの器 高砂コレクション展』は、2021年1月9日(土)~3月21日(日)まで、パナソニック汐留美術館(港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階)にて開催。開館時間は10:00~18:00(2月5日、3月5日は20:00まで)。休館日は水曜日。入館料は一般1000円。

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香りの器 高砂コレクション 展-パナソニック汐留美術館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。