アラーキーが愛猫の死をテーマに写真展

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東京・青山の「ラットホールギャラリー」にて、「アラーキー」こと写真家・荒木経惟(70)の写真展「センチメンタルな旅 春の旅」が開かれている。

同展は、1971年以来荒木が発表してきた「センチメンタルな旅」シリーズの最新作。妻・陽子氏の死が描かれた前作「センチメンタルな旅・冬の旅」(1991)から約20年、今回は、今年の春に他界した愛猫・チロとの最後の日々がテーマとなっている。

荒木が約20年間連れ添ったチロは、今年の春、22歳にして他界。「写真集は棺桶」という荒木氏は、「人間の年齢で言えば100歳以上」という老齢で大往生を遂げたチロとの離別を、モノクロームプリント80点に収めている。

同展は青山の「ラットホールギャラリー」(東京都港区南青山5-5-3 B1F 表参道駅徒歩3分)で7月18日(日)まで。開館時間は12:00~20:00、月曜休館、入場無料。また、展示された作品が収められた写真集も発売されている(3,990円 ラットホールギャラリー刊)。

【関連リンク】
RAT HOLE GALLERY
http://www.ratholegallery.com/

※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。