出演者はあなた!池袋で観客参加型演劇開催

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10月30日(土)~11月28日(日)に開催される日本最大の舞台芸術の祭典『フェスティバル/トーキョー10』で、観客参加型の演劇『パブリック・ドメイン』が上演される。

この『パブリック・ドメイン』は、池袋西口公園を舞台に、集まった観客が参加して行われる「実物大ボードゲーム演劇」(HPより)。出演者となる150人ほどの観客はヘッドホンを装着し、
「東京で生まれましたか? 一歩前へ」
「先週映画に行きましたか? 4歩進んで」
といったヘッドホンから聞こえる質問と指示に従っていくことで、演出家の用意したフィクションの登場人物になる。

質問の中には、
「あなたの年収は○○円以下ですか? 真ん中へ進んで下さい」
「ここに来る前に鏡を見ましたか?」
「鏡を見たのは自分をカッコよく見せたかったからですか?」
といった突っ込んだものも用意されており、出演者がコマとなったボードゲームのように演劇は展開。気がついた時には、演出家が慎重に練り上げた物語のなかに巻き込まれて、単なる参加者から、唐突に与えられた役割=「支配者」と「支配される者」の演じ手になる仕組みになっている。

スペイン演劇シーンをリードするロジェ・ベルナットの演出による『パブリック・ドメイン』は、10月30日(土)および、11月の毎土日に行われる。チケットは、一般 前売2000円(当日2500円)、学生2000円、高校生以下1000円(前売・当日共通、要学生証提示)。

※『パブリック・ドメイン』画像
(c) Cristina Fontsaré

【関連リンク】
パブリック・ドメイン
フェスティバル/トーキョー10

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。