Jリーグ入りを目指すクラブによって争われる「地域リーグ」に焦点を当てたドキュメンタリー映画『クラシコ』が、池袋シネマ・ロサ、吉祥寺バウスシアターで上映されている。
この映画は、地域リーグの中で最も激戦と言われる「北信越リーグ」の2チーム「AC長野パルセイロ」と「松本山雅FC」を追ったドキュメンタリー映画。地域リーグはJ1、J2、JFLのさらに下のカテゴリーに属し、別名「J4」「4部リーグ」などと呼ばれ、全国9つのブロックで地元クラブがしのぎを削っている。
映画の題名となっている”クラシコ”とは、スペインを代表する2チーム・レアル・マドリードとFCバルセロナによる伝統の一戦「エル・クラシコ」に由来するもの。明治時代の廃藩置県以来、互いをライバル視し続ける長野と松本との因縁の対決を本家クラシコになぞらえ、選手たちと、彼らを支えるサポーターたちの姿が収められている。
なお、松本が2009年にJFLに昇格したことで”信州ダービー”は一旦途切れたが、昨年長野がJFL昇格を決めたため、今年は、JFLで再び因縁の対決が実現する。『クラシコ』は、池袋シネマ・ロサ、吉祥寺バウスシアターほか、全国順次開催。
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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。