東京・表参道のPaul Smith SPACE galleryにて、メディアクリエーターの佐藤雅彦および慶応大学佐藤雅彦研究室の菅俊一、石川将也による展示『小さな展覧会 差分 ーdifference 「差をとる」ことで生まれる表象』が行われている。
佐藤雅彦は、電通のCMプランナーとして「ドンタコス」「ポリンキー」「バザールでござーる」などのヒットCMを手掛けた人物。電通退社後は「だんご3兄弟」「ピタゴラスイッチ」などに携わるかたわら東京芸大、慶応大学などで教鞭をとっており、菅と石川は、慶応大学佐藤雅彦研究室で氏の薫陶を受けた。
同展は、「『差をとる』ことで新しい何かが生まれる。『差をとる』ことで新しい何かが分かる」をテーマに、3人が2005年から行ってきた研究テーマで、09年に書籍として発表されたもの。今回の展示では、書籍の内容の概観に加え、書籍では不可能だった「立体差分」が試みられ、さらにPaul Smithをモチーフとした「Paul Smith × 差分」コーナーも設けられている。
『小さな展覧会 差分 ーdifference 「差をとる」ことで生まれる表象』は、表参道のPaul Smith SPACE gallery(渋谷区神宮前5ー46ー14 3階)にて、4月3日(日)まで開催。開店時間は11:00〜20:00、定休日は水曜日。入場無料。
(文中敬称略)
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・MASAHIKO SATO
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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。