2月15日、Beatlesのパロディバンド「Bootles」のアルバム『RED』が発売される。
昨年11月、Beatlesの未発表音源が発売されるという噂が、Twitter を中心に駆け巡った。アルバムタイトルは「red」。67年初頭、サージェントペパーズ制作直前に作られたものの、歌詞の内容が不適切だったためお蔵入りとなった作品が、数十年の月日を経てこのたび陽の目を見ることになったというものだ。
発売を告知するサイトには、ポールやリンゴ、さらにプロデューサーのジョージ・マーティンのインタビューが掲載され、そこには曲の雰囲気、使用楽器なども詳細に書き記されていた。ファンは期待に胸踊り、発売を心待ちにする書き込みがツイッターのタイムラインを埋め尽くしたが・・・・・・それは壮大な”釣り”だった。
Bootlesは、レコーディング・エンジニア、アレンジャーの中村公輔(作曲、ボーカル、ギター、ベース、アレンジ、Rec、Mix)、大谷能生や植村昌弘が参加するトリオバンド「sim」のリーダー・大島輝之(作曲、ボーカル、ギター、ベース、シタール、アレンジ)、シンガーソングライターのTamuraryo(ボーカル、作詞)の3人編成。
デマに見事に”釣られた”彼らは、やり場のない怒りをアルバム制作へのモチベーションへと転化。偽サイトに記されている通りの仕様でBeatlesを再現することを思い立ち、当時の機材を使い倒してBeatlesの音を限りなく再現した。
Bootlesのアルバム『RED』は2月15日より、iTunes、Ototoyなど各種配信サイトにて配信予定。定価1200円。
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・the Bootles /RED
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