自主制作のミュージックビデオを次々とYouTubeに投稿して注目を集めるシンガーソングライター「ハンサムケンヤ」。大学時代のバンド仲間・新井ポテト氏が立ち上げた「古都レコード」から作品を発表しているハンサムだが、古都レコードおよび彼の将来の目標は何なのか?
ハンサム 「うーん、強いて言うなら、10年後も続けていられたら”成功”かな。やっぱり、息の長いアーティストになりたいですね」
新井 「冗談で『俺たちのCDはいずれ500万枚くらい売れるでしょう!!』と話すことはありますが、具体的にこうなったら”成功”という話はないですね」
そんなハンサムは、今までソロとしてのライブがほぼ未経験にも関わらず、いきなり37カ所を回るツアーを行っている。ライブでは何を観てほしいのだろう?
「ライブハウスで会って、『ハンサムじゃないじゃん!』ってまずは思ってもらいたい(笑)。で、ライブが終わった後に『でも音楽はハンサムだった!』と思ってほしい。どうしてもハンサムケンヤという名前から色モノだと思われがちなので、わりと音楽はストレートに追求している部分を観てもらえたらな、と」
と、初の全国ツアーへの意気込みを語るハンサム。彼にとってハンサムとはどういう意味なのかを聞くと、
「僕が言うとすれば『女々しさを隠す男らしさ』ですかね。男はみんな必ず女々しさを持っていて、それを隠して男らしさを見せていると思うんです。それが男のカッコ良さだし、それが僕の思う『ハンサム』。でも、僕が意味付けするとみんなの解釈する楽しみがなくなってしまうので、『ハンサム』が何かはみなさんで決めてください」。
と、述べている。
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