今年8月5日、人気急上昇中のももいろクローバーZが、西武ドームに3万7000人の観客を集めて公演を行った。昨年の初夏にはまだZepp Tokyoなどのライブハウスを主戦場にしていたのだから、わずか1年でライブの動員数が20倍以上にもなった彼女たち。大観衆を前にライブを行った感想を、最年少メンバーの佐々木彩夏は10月12日発売の『クイック・ジャパン』vol.104でこう語っている。
「すっごい楽しみたいって気持ちが大きくて。自分も楽しみながら、お客さんにも楽しんでもらいたいって。だから、お客さんの数はあんまり意識しなかったですね。もちろん、『みんなに包まれている!』って感覚にはすごく感動しましたけど」
ステージが円形だったため、「自分の前にいるお客さんが私の担当」という感覚だったという佐々木。今回の西武ドームのテーマは「バカ騒ぎ」だったが、それ以外にも心がけていたことがあるそうだ。
「私たちの中では横アリ(=横浜アリーナ)2日間の達成感がハンパなくって、本当に悔いなくできたので、それを超えなきゃいけない、というプレッシャーは大きかったですね。あのときと同じ円形ステージだから、やっぱり比べられるじゃないですか? そこは意識したし、緊張しました」
かくして西武ドーム公演を無事に終えたももクロだが、同じく今夏、こちらは東京ドームで公演を行ったのがAKB48。その公演にリーダーの百田夏菜子、玉井詩織とともに出かけた佐々木は、あることに気づいたそうだ。
「私は、夏菜子ちゃんやしおりんほど、AKBさんの知識がないので、すごく客観的に見られたし、すごく勉強になりましたね。考えてみたら、私、アイドルのライブに行ったことがいままでなかったんですよね。どうして、ももクロが『ほかのアイドルと違う』って言われるのか、よくわかりました(笑)」
「二階席の高さに驚いた」という佐々木は、東京ドームで公演を行うことについて「あんな広い会場を見ちゃうと、5人でやるのは大変だなぁって思いますね」と感じたそうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.104(10月12日発売/太田出版)
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