『北斗の拳』『ドラゴンボール』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』『SLAM DUNK』『ONE PIECE』など、数えきれないほどたくさんのヒーローを生み出してきた『週刊少年ジャンプ』は、来年で45周年。その長い歴史には色々なトリビアが存在し、例えば『おお少年ジャンプ』(作詞・作曲:山本正之)という歌まで存在するという。そこで雑誌『ケトル』は、少年ジャンプのトリビアを勝手に厳選してベスト3をチョイス。驚きのトリビアを紹介しよう。
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1位:「緑の顔のキン肉マンが登場したことがある」
これは「デビューしたてのゆでたまご先生にカラーは無理」と判断した当時の担当編集者が、別のイラストレーターに表紙を依頼したところ、こんなことになってしまったとか…。それもこれも、「連載陣で最年少、今年高校を卒業したばかり」で連載を開始したゆでたまご先生ならではのエピソード。しかしそれにしても、て、適当すぎる! 「それで良いのかゆでたまご!」ということで見事第1位です。
2位:「ジャンプには担当編集者にすべて任せるという伝統があり、編集の方法にマニュアルは存在しない」
ある漫画家さんを引き継ぐときも、前任の編集者が今までの編集方法を指導することはなく、引継ぎも1日で終わるのが伝統なんだとか。伝統といえば「ジャンプ」はアンケート至上主義。これは、1970年代に「アストロ球団」を連載していた漫画家・中島徳博さんが、「大御所というだけで人気もない漫画が載っているのはおかしい。アンケートの結果を週一で出すようにして、サバイバルにせよ!」と編集部に提案したことがきっかけなのだそうだ。
3位:「『ジャンプ』には推理漫画が掲載されたことがない」
これは「ジャンプ」の編集方針として、掲載作品のテーマには「友情」「努力」「勝利」の3つのうちのいずれかの要素が最低1つは入っていることと決められているから。これ以外にもジャンプには、「木村拓哉が、『ONE PIECEの尾田栄一郎さんが乗組員が1人減るって言ってたんですけど、それってどのキャラクターですか?』と編集部に電話をかけてきた」という伝説もあるとか。1995年には、635万部という漫画雑誌の最高発刊部数を記録した少年ジャンプ。これからも読者をドキドキワクワクさせてください!!
◆ケトル VOL.09(10月14日発売/太田出版)
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