ニューヨーク・パンクの代表的存在・パティ・スミスが、初の自伝および詩集を12月21日(金)に発売。それを記念して、2013年1月20日と21日に都内でトーク&サイン会が行われる。
パティ・スミスは1946年にシカゴで生まれ、71年に詩人としてデビューした。75年にパティ・スミス・グループを結成してファーストアルバム『Horses』をリリースした彼女は、やがてニューヨーク・パンク界の中心として「パンクの女王」と呼ばれる存在に。多くのミュージシャンからの尊敬を集める彼女は、現在も音楽家、詩人、画家、作家として精力的に活動を続けている。
今回発売される自伝『ジャスト・キッズ』は、ニューヨークを舞台に写真家・ロバート・メイプルソープとの出会いから別れまでの20年を綴った作品。メイプルソープのほか、ウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグ、ジャニス・ジョップリン、ジミ・ヘンドリックス、アンディ・ウォーホル、サルバドール・ダリらとの交流を描いたこの作品は、2010年度全米図書賞ノンフィクション部門を受賞し、映画化も予定されている。一方、詩集『無垢の予兆』には、1980年代から2007年までに書かれた合計28篇が収録されている。
サイン会は、2013年1月20日(日)の18:00~からタワーレコード渋谷店で、翌1月21日(月)の20:00から代官山 蔦屋書店で行われ、参加者は書籍購入者が対象となる。自伝『ジャスト・キッズ』(税込2499円)および詩集『無垢の予兆』(税込2000円)は12月21日(金)に発売。
【関連リンク】
・パティ・スミス著 『ジャスト・キッズ』『無垢の予兆』-UPLINK
【関連記事】
・ジミヘン生誕70周年 69年ウッドストックを最新デジタル化上映
・デヴィッド・リンチの絵画、写真、映像作品が集結 『デヴィッド・リンチ展』
・総合プロデューサーは坂本龍一 アートと音楽の関係を探る展覧会
・最優秀レズビアン小説賞受賞作『ヴァレンシア・ストリート』ついに邦訳