4月10日にリリースされたももいろクローバーZのセカンド・アルバム『5TH DIMENSION』は、アルバムタイトルからも分かるように“5次元”がテーマとなっている。今回のアルバムのビジュアルイメージは、顔をすべて隠してしまうという、非常にももクロらしいコンセプトが用いられているが、メンバーたちはそのことをどのように感じているのだろう? 4月12日発売の『クイック・ジャパン』vol.107で、メンバーはこのように語っている。
百田 「(1月下旬の「ももクロ試練の七番勝負」の)少し前にプロレスのマスクを被らされて、これで踊れるかどうか確認させてくれって言われたんですよ」
高城 「またいつものがはじまったよ、と思ったけど、今回はいったいどこに進んでいっちゃうんだろうって感じだったよね?」
佐々木 「うん。まさか、ここまで顔が隠れるとは思ってなかったし、これがメインの衣装になるなんてびっくりだよ」
五次元というテーマや、顔をすべて隠してしまうマスクという衣装など、断片的に入ってくる情報に戸惑いながら、レコーディングに臨んだ彼女たち。しかし、完成した作品は、非常に満足がいくものに仕上がったようだ。
百田 「前回のアルバムはいろんなももクロの詰め合わせだったけど、今回ははじめて、ももクロが曲に“寄せていった”んですよ。今まで曲の世界観に寄せていくことはなかったし、曲によって歌い方を変えてみたり、すごく新鮮でした」
高城 「ストーリー性があるんですよ。1曲目から最後までちゃんと聴かないとそれはわからないので、ちゃんとその順番で、一度、ノンストップで聴いてほしい。シャッフル禁止!」
今回のアルバムは、高城が語るように、ストーリー性があり、「最初、モヤモヤすると思うんですよ」(玉井)というアルバムだそうだが、メンバーたちは、
百田 「でも、最後まで聴いたらスッキリする!」
玉井 「このアルバムでももクロを知った人が、前回のアルバムを聴いたらびっくりするよね。これ、本当に同じ人たち? って」
と、自信たっぷりの様子。高城は、「きっと、次にアルバムを出すときは、また全然違うものになると思うし、私たちについてきてほしい」と、ファンにアピールしている。
◆『クイック・ジャパン』vol.107(2013年4月12日発売/太田出版)
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