今年4月に発売されたももクロの最新アルバム『5th DIMENSION』は、“5次元”がテーマのコンセプトアルバム。それに伴う『五次元ツアー』は、「色がない衣装」「顔を覆面で隠す」というコンセプチュアルなステージが展開されたが、メンバー間に混乱はなかったのだろうか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.108で、佐々木彩夏はツアーについてこのように語っている。
「ライブを通して、ひとつのテーマをやるっていうのがすごい憧れだったんですよ! いままでのももクロのライブって、いろんな曲のメドレーみたいな部分があったじゃないですか? それも楽しいんですけど『五次元ツアー』のコンセプトを聞いたときに『あっ、これだ。私がやりたかったのは!』って」
「曲と曲のつながりがちゃんとしているから、ものすごく表現しやすい」「1曲目から最後まで、一度も気持ちが途切れない」と、五次元ツアーでの満足感を発言に滲ませる佐々木。しかし、“五次元”というテーマも含め、初めての挑戦で難しい部分もあったのでは?
「もしかしたら、『五次元』ってわかりにくいから、逆に出来たのかもしれない。もっとテーマが具体的で、お客さんに固定観念があるもののほうが難しいのかなぁって。でも、そういうものにも挑戦していきたいですね。新しいものと、いままでのもの、どっちが好きなのかは、その人の好みもあると思うんですけど、そういう人にも『今度のはあんまり好きじゃないけど、内容はいいよね』って言ってもらえるようになれたら」
そのような言葉で、さらなる飛躍を誓う佐々木。西武ドームでは、『空のカーテン』の高音部を出し切った直後に自信満々の“ドヤ顔”を披露した彼女だが、その指摘に対しては、「一応、キャッチフレーズは『ももクロのアイドル』なんですけどね(苦笑)」と答えている。
◆『クイック・ジャパン』vol.108(2013年6月12日発売/太田出版)
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