ももクロ佐々木 喉トラブルの有安のパート歌い有安の力量に感心

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昨年から今年にかけて知名度を飛躍的に上げたももクロが、いよいよ8月に日産スタジアムでライブを行う。人気という面では文句なしの存在となった彼女たちだが、メンバー間では、今年に入ってから、有安が声を出せなくなるというトラブルがあった。その“穴”をメンバーはどのように捉えていたのだろう? 6月12日発売の『クイック・ジャパン』vol.108で、「あーりん」こと佐々木彩夏は、当時の状況をこのように語っている。

「なんか、あかりん(早見あかり)が抜けたときとよく似てるなって。あかりんのときは、残された5人のパフォーマンスを見た人から『レベルが落ちた』と言われるのが嫌でがんばったんですけど、今回も『やっぱり杏果がいないと聴いてられないな』って思われたら悔しいじゃないですか?」

「私たち4人の歌がダメダメだったら、杏果も落ちついて治療に専念できないだろうし」と、最年少らしからぬ発言をする佐々木。しかし、有安は歌の部分でグループを引っ張る存在なだけに、「正直、『しばらく歌えない』って聞いたときにはちょっとヤバいな、と思った」そうだ。

「杏果のパートを歌うと『うわっ、すごいな。よくこんなところを歌ってたな』って、改めて驚くことが多かったし、杏果がいるときには敵わないかもしれないけど、『おっ、4人でもがんばってるじゃん』とお客さんに思ってもらえたら、少しは杏果も気持ちが楽になるのかなって」

そんな経験は、『五次元ツアー』でも生きたようで、ツアーの後半、玉井の声の調子が悪い時には、「サビがつらかったら、私たちがカバーするからムリしないでいいよ。ソロの部分はがんばって!」ということもあったとか。佐々木は、「本当にこれまでやってきたことが着実に自信になっているし、次につながっているんだなぁって思います」と語っている。

◆『クイック・ジャパン』vol.108(2013年6月12日発売/太田出版)

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『クイック・ジャパン』vol.108

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。