初の詩集発売の一青窈 幼少期に少女時代の登場予見していた

カルチャー
スポンサーリンク

歌手の一青窈が10年以上にわたって書き綴った、未発表の詩を集めた初の詩集『みんな楽しそう』がナナロク社から発売された。

中身は恋の詩が中心。10代から30代にわたって書かれた詩をランダムに収録している。刊行を記念して、7月30日、代官山蔦屋書店では朗読会が開かれ、会場には大勢のファンが集った。

「詩人の一青窈さんです」との声とともに会場に登場した一青窈は、詩集からいくつかの詩をピックアップし、会場で実際に感情を込めて朗読、ファンはその声に聞き入った。朗読会はほとんど経験がないということで緊張していたという彼女。歌うほうが緊張しないからよっぽど歌おうかと思ったと感想を述べた。

子供の頃の詩には「おとなになったら歌手になりたい。でも足が長くならないから無理かも」という一節が。彼女が、少女時代の登場を予見していたと言うと会場が笑い声に包まれる場面も。朗読会では質問コーナーが設けられ、会場に集まったファンから事前に集めた質問をいくつか一青さんにぶつけた。

「どんなものにインスピレーションを受けるか?」という質問には、激しいものやことに出会ったときに詩が生まれる、また犬の散歩中にもよく詩が生まれるという。最後にあとがきを朗読し、1時間にわたる朗読会は終了。会場は拍手で包まれた。

【関連リンク】
一青窈詩集 『みんな楽しそう』-ナナロク社

【関連記事】
星野源の憧れはクレージーキャッツ「役者も書くことも音楽も全部やりたい」
映画監督・園子温 「田舎でこういう名前だとイジめられましたね」
『進撃の巨人』主題歌制作のRevo 「中二病だ」の指摘に「それは褒め言葉」

※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。