「じぇじぇじぇ!」が流行語となるなど、大ヒットとなった朝ドラ『あまちゃん』で、「若き日の天野春子」を演じているのが有村架純。ヒロインの能年玲奈と男性ファンの人気を二分する彼女だが、作中の春子と自分には、どこか共通する点はあったのだろうか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.109で、有村はこのように語っている。
「私も“女優になりたい”と思って上京してきていたので、春子の“アイドルになりたい”という気持ちには、分かるところがいっぱいあるんです。春子が今までどういうふうに生きてきたのかということを、勝手な想像ですけど自分なりに辿っていくことで、役のイメージを作っていきました。今まではそういう作業が、まだまだ甘かったのかもしれないです。春子という役を演じさせていただくことで、学べたことはたくさんありました」
もともとヒロイン役のオーディションを受け、最終候補まで選ばれたものの、落ちてしまった有村。しかし、ヒロインの母・春子を演じる小泉今日子の若い頃に顔が似ていると話題になり、見事に春子役を射止めた彼女だが、当初は複雑な想いもあったようだ。
「私が出演するのは回想シーンだから、そんなに出てこないんだろうなと思って、最初はやっぱり、ちょっと残念な気持ちもありました(苦笑)。でも、『あまちゃん』という作品に出られることだけですごく幸せだったし、選んでいただいたからには、どれだけ少ない出番だろうが全力でやると心に決めていたんです」
最終的には、脚本の宮藤官九郎が、春子の役をどんどんと膨らませてくれたため、出番がかなり増えたという有村。先日には、一度クランクアップして、花束までもらったものの、最終週への出演が急遽決まり、再撮影に臨むというハプニングもあったそうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.109(2013年8月12日発売/太田出版)
【関連リンク】
・『クイック・ジャパン』vol.109
【関連記事】
・月9に出演中の能年玲奈 中学時代はバンドでリードギターを担当
・ドラマでパンチラ披露の夏帆 「あんなものをテレビで丸出しにして…」
・リアル「あまちゃん」に会える町は日本一海女の多いところだった!
・満島ひかり 「私は結構、気は強いほうかもしれませんね」