2012年2月にプライベート写真の流出でAKB48の活動を辞退した平嶋夏海は、その後、芸能界に復帰して舞台などに出演し、昨年6月にはOBも参加可能な選抜総選挙に出馬して、62位と大健闘した。脱退騒動からそろそろ2年が経過する彼女だが、“事件”の直後はどのような心境だったのだろう? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.111で、平嶋はこのように語っている。
「うーん……AKB48のことで泣かなくなるまで、やっぱり2か月ぐらいはかかりました。ちょっとシュンとしちゃって」
「でも、このまま家に引きこもっていたらダメだなって。なんか行動しなくちゃって思っているところもあったので、4月をきっかけに学校に行ったり、免許を取りに行ったり……もうAKB48にいたら時間がなくてできないことをやろうって」
脱退直後にはバッシングにも晒され、「私と会っているところを見られたら、その子まで悪いイメージになってしまうかもしれないし……」と、連絡先まで変えたという平嶋。最近は、ようやく溜め息も少なくなり、「半年間、まとめてゆっくりできた」と考えられるようになった彼女だが、脱退直後にAKBが東京ドームに到達したことについては、どう思っているのだろう?
「私、2日目に見に行ったんですよ。本当は3日目(前田敦子の卒業セレモニーの日)に誘われていたんですけど、その日は1期生の子がいっぱい見にくるだろうし、みんなで集合写真を撮ることになるんだろうな、と思ったら、自分の気持ち的にはそこまで整理できていなくて。だから2日目でいいですって。それもコンサートが始まってからこっそり入って、アンコールの最後の曲を歌っているくらいで、もう出ちゃいました。スタッフさんには挨拶しましたけど、メンバーにはなにも言わずに」
同期の6人がステージの花道を歩いているシーンを見た時には、「もし、私が残っていたとしても、この中には入れなかったかな」と思ったという平嶋。しかしチームBが歌っている時は、「私もあそこにいたのかな」との思いは捨てきれなかったそうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.111(2013年12月12日発売/太田出版)
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