17年の歴史を持つモーニング娘。は、立て続けに行われたオーディションにより、メンバー総入れ替えのような状態になった。昨年5月に田中れいなが卒業し、今や20代のメンバーはリーダーの道重さゆみただ1人。そのことに対して、彼女に不安は無かったのだろうか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.111で、道重はこのように語っている。
「リーダーになってからは常に何かが不安で、常に大きなプレッシャーみたいなものを感じて戦ってきました。でもモーニング娘。は、10年間いさせてもらって、本当にたくさんのことを教えてもらったグループなんです。だからそんなグループのリーダーになった今こそ、恩返しをしようっていうことを一番考えました」
恩返しとして、「今のモーニング娘。」と呼べるものを作り上げ、さらにグループの認知に努めたという道重。歌の面で大きな比重を占めていた田中が卒業することで、後輩たちの意識にも大きな変化が見られたという。
「れいなの卒業が発表されたあたりから、後輩たちの意識があからさまに変わったんですよ。まあ私なんて歌が下手なんで、みんな『頼れる先輩がもういない!』みたいな感じで(笑)。すごく頑張ってくれてます。だから私は、口ではれいなの卒業した後について『心配だ』とか言ってたんですけど、本心では『あ、これは絶対に大丈夫だ』って思ってましたね」
もっとも、道重自身は決して“優秀な後輩”だったわけではなく、かつて安倍なつみが卒業した時も、「(他の)先輩たちがフォローしてくれるので、さゆみは頑張らなくてもいいと思いました(笑)」という状況だったのだとか。そんな彼女の目に、現在の後輩たちは、
「9期メンバーや10期メンバー、11期メンバーの歌、ダンスに対する意識は高いなと思いますね。私は新メンバーの頃よりも成長も全然早いですし、いろいろとよく考えている」
と、映っているそうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.111(2013年12月12日発売/太田出版)
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