2012年2月にプライベート写真が流出してAKB48での活動を“辞退”した平嶋夏海は、昨年6月に行われた選抜総選挙にOB枠で出馬し、見事62位に入った。その結果により「フューチャーガールズ」の一員として、ドームツアーにも参加した彼女だが、選挙に出ることにためらいはなかったのだろうか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.111で、彼女はこう語っている。
「これは政見放送でもお話ししたんですけど、お母さんが『出ないの?』って聞いてくれたことが一番大きかったです。もちろん、立候補しなかったら、波風も立たないし、私も傷つかない。落ちて傷つくのは嫌だなって思ってた。でも、みぃちゃん(峯岸みなみ)に相談した時『私も悩んでる。絶対、順位は落ちるけど、ここで何もしなかったら、きっとこのまま何もできなくなる。だから私は立候補する』って。(中略)もしダメでも傷つくのは自分だけじゃないですか? それで立候補受付最終日に『出ます』って決断したんです」
そして2年前の選挙から2000票以上も票を伸ばし、11806票を獲得して62位に入った彼女。夏のドームツアーにも参加し、スタッフからは「なんで平嶋、辞めたんだろうね」などと言われた彼女はめでたく「卒業生扱い」になったが、ちゃんと卒業公演をやっていないのでは?
「いやいや、もういっぱい迷惑をかけてますから、そんなわがままは言えませんよ。こうやってAKB48と関わってもOK、という立場になれただけで、すごいありがたいことだし、なにか記念日的なイベントに声をかけていただいて、そのときにまた劇場の舞台に立つことができれば、それでもう……」
選挙後の握手会では、辞めてからファンになってくれたファンも多かったという平嶋。一度は辛い形でグループを去った彼女だが、現在の状況について「本当にもう『ありがとうございます』しかないですよ」と述べている。
◆『クイック・ジャパン』vol.111(2013年12月12日発売/太田出版)
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