いよいよ始まる、ロシア・ソチで開催の第22回冬季オリンピック。フィギュアスケートの浅田真央選手、羽生結弦選手、スキージャンプの高梨沙羅選手など、多くの選手にメダルの期待がかかっている。
国内で一番多くのオリンピック選手を輩出している村があるのをご存じだろうか? それは長野県の野沢温泉村。第一号は、1956(昭和31)年の第7回コルチナ・タンペッツォ大会(イタリア)に出場したスキーアルペン競技の杉山進さん。その後、1992(平成4)年の第16回アルベールビル大会(フランス)では、河野孝典さんがノルディック複合団体のメンバーとして出場し、同村出身として初の金メダルを獲得した。
今回のソチ大会には、フリースタイルスキーハーフパイプ女子に三星マナミ選手が出場する。横浜出身ながら、同村出身のコーチと結婚し、現在は野沢村村民。野沢温泉スキークラブに所属し、“美人ママ選手”としても有名で、小学生の頃は子役としてテレビにも出演していたという。この三星選手で、村出身、村在住のオリンピック選手は16人になった。
野沢温泉村の現在の総人口は3646人(今年1月1日の推計人口)。こんな小さい村でこれだけ多くのオリンピック選手を育てた村は他にないはず。1923(大正12)年に設立され、長い歴史をもつ現・野沢温泉スキークラブの存在によるところが大きいようだが、大自然がもたらす豊富な積雪、天然温泉の力も影響しているにちがいない。
スキー客も多いが、生活に根づいた温泉地の風情が体験できるのも野沢温泉のいいところ。無料の外湯が13もあり、温泉旅館のお湯とともに楽しめる。もちろん、この土地の名物「野沢菜」や、土産物店の軒先で頬張るアツアツの「おやき」もおすすめ。
数多くのオリンピック選手を生んだ野沢温泉スキー場で滑れば、スキーやスノーボードの腕も上がりそう。この冬、かの地に出かけてみてはいかがだろう?
【関連リンク】
・野沢温泉(ゆこゆこネット)
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