10月15日発売の雑誌『ケトル』は、特集のテーマとして“ウディ・アレン”をピックアップ。「ウディ・アレンが大好き!」と題し、「ウディ・アレン映画47作一覧」「ウディ・アレンをつくった人・もの」「ウディ・アレン映画の名言集」など、ウディ・アレンにまつわるありとあらゆる情報を紹介している。今回取り上げるのは、ウディ・アレンのアイコンとも言える“黒縁メガネ”ついて。あのメガネにはどんなエピソードが秘められているのでしょう。
ウディ・アレンがいつもかけている黒縁メガネは、「タートオプティカル」という40年代に創立されたメガネブランドのものです。職人がひとつひとつ手作りした独特の味わいのあるフレームが人気を呼び、ジェームス・ディーンやアンディ・ウォーホル、現代でもレディ・ガガやジョニー・デップなどのスターたちに愛されてきました。
アレンの伝記映画『映画と恋とウディ・アレン』によると、彼がこのメガネをかけるようになったのは18歳のこと。すでにギャグ・ライターとして活躍していた頃、契約していた事務所にいたマイク・メリックという同僚が黒縁メガネをかけており、その存在感ある風貌に影響を受けてのことでした。「それ以来、メガネに迷ったことはないね」とアレンは語っています。
その言葉通り、今もメガネの形はほとんど変わっていません。とはいえ、このタートオプティカルは70年代にひっそりと生産を終了しており、現在はアンティークか復刻版でしか手に入れることができないのです。ということは、今のアレンのメガネはわざわざ同じ形を探して身につけていることになります。
ウディ・アレンと同じメガネは欲しい人は、タートオプティカルの「ブライアン」を探してみましょう。運が良ければ、ヴィンテージのメガネ屋で見つけることができるかもしれません。ただし、ウディ・アレンと同じモデルは非常に人気があるため、値段も高騰していることをお忘れなく!
◆ケトル VOL.16(2014年10月15日発売)
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