ももいろクローバーZといえば、5人一体の仲良しグループという印象が強いが、有安杏果はかつて、ももクロを辞めよう、辞めたいと考えていた時期があったという。今では「アハハハ、恥ずかしい」と、その当時を笑って振り返ることができるようになった彼女だが、当時はどんな心境だったのだろう? 10月14日発売の『クイック・ジャパン』vol.116で、有安はこのように語っている。
「結局、私って元々、(ももクロに)いなかったわけじゃないですか? だから、私がいても意味がないっていうより、私がいない4人のももクロの画がすごく見えてたんですよ。もし、あのときに私が加入していなかったら、ももクロっていま、4人でやってたんじゃない? とか。別に私、端っこだし、歌のパートもそんなにないしって(苦笑)。なんか、そういう気持ちがあったから、何回か『辞めたい』って大泣きしたんだろうね」
しかし、2012年6月の全国ツアーの最中に、他のメンバーから「もっと私たちの輪の中に入ってきてほしい」と指摘され、それがきっかけで他のメンバーとの微妙な壁が取り払われた有安。それ以降、「みんないい意味で気を遣わなくなったかな」「本当にお互いに遠慮がなくなった」そうで、彼女は現在の状況をこう分析する。
「性格は変わらないわけだから、たまに『4対1』になるときがあるじゃないですか? みんながめっちゃ遊んでいるのに、私だけが別のことをしているとか。でも、そんな状況になっても、なにも感じなくなった。前までは『私も輪の中に入ったらいいのかな?』って気を遣っていたんですけど、それはなくなったかな」
今では、「ファンの人たちも、別に仲が悪くてこうなっているわけじゃないってわかってくれているだろうし」と、すっかり不安も消え去った有安。メンバーとの関係は、「あのまま気を遣っていたら、しんどかったろうなって。そういった変な意識はもう全然、ないです」と、極めて良好なようだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.116(2014年10月14日発売/太田出版)
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