松本人志『さや侍』で抜擢の竹原ピストル 現在松本と交流は?

スポンサーリンク

2011年公開の松本人志監督作品『さや侍』で主要キャストに抜擢された竹原ピストルのニューアルバム『BEST BOUT』が10月22日に発売された。竹原の抜擢について松本は、「才能のある人が認められないと……」と答えたが、竹原はその後もひとりでギターを抱えて全国行脚の日々。彼はなぜいまも“ドサ回り”を続けているのか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.116で、竹原はこのように語っている。

「事務所を離れたのは不満があったわけではなく、音楽活動を始めた時が一番楽しかったから、もう1回すべてを自分たちでやってみたいと思ったんですよね。それが解散していざひとりになってみると、レコード会社と契約してCDを出す術もないし、取り上げてくれるメディアもない。自分の音楽を聴いてもらうための唯一のプロモーション手段が、たくさんのライブを打つことだったんです」

打ち上げに参加しては競演者と連絡先を交換し、つてをたどってライブの本数を地道に増やしていった竹原。年間300回を数えるライブの中では、マイク1本もないようなステージもあったが、彼はなぜモチベーションを失うことはなかったのだろう?

「見る人は見てくれている。やり方は間違ってはいない。でも正直、『いつか誰かが引っ張ってくれるのを待ちながら、ずっとこれをやっていくのか?』としばしば途方に暮れていました。どんなステージも区別しないつもりでしたけど、音環境もしっかりしていて、リスペクトする人と競演する方がどうしても闘争心はかきかてられるんで……。そっちのシーンに行きたい気持ちは年々強くなっていきました」

ニューアルバムの中には、「夢がある」「立ち上がろうぜ」といった前向きな歌詞が散見される。竹原は、彼の才能を見出した松本との交友について、

「いや、これといった交流はないんです。ただ僕、知人のさくらんぼ収穫を手伝うことがあって、その時は必ずさくらんぼを送るようにしてますね」

と語るが、松本は当時「僕が何もしなくても彼は日の目を見ると思います」と語っており、竹原が「そっちのシーン」に現れる日は、決して先ではなさそうだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.116(2014年10月14日発売/太田出版)

【関連リンク】
『クイック・ジャパン』vol.116

【関連記事】
デビュー当時のダウンタウンは浜田もボケる「Wボケ」だった
松本人志が“どうしてもオチない時”に用意しているネタとは?
「松本(人志)さんが愛娘の話をする時はニコニコ顔」と若手芸人証言
ダウンタウンDX放送前の打ち合わせ 浜田2~30分、松本は1分

※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

関連商品