キャプテン・クックの航海で採集された美しい植物図譜を紹介する展覧会

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12月23日(火・祝)より、東京・渋谷の「Bunkamuraザ・ミュージアム」にて、“キャプテン・クック”ことジェームズ・クックの太平洋航海に同行し、植物を収集したジョゼフ・バンクスの植物図譜を紹介する「キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展」が開催される。

1768年8月、クックを艦長とするエンデヴァー号は、タヒチ島での金星の太陽面通過の観測のため、イギリスを出発。バンクスは科学班のリーダーとして同行し、膨大な数の未知の植物を採集・記録した。エンデヴァー号は南米を経由した後、太平洋を進み、タヒチ島、ニュージーランド、オーストラリア、ジャワなどに寄港。喜望峰を経由し、1771年7月にイギリスに帰還した。

『バンクス花譜集』は、バンクスが航海中に採取した植物標本と、現地で画家に描かせたドローイングをもとに制作された、全743枚からなる豪華植物図譜。資金欠如その他の理由により、図譜はバンクスの生前に発行されることはなかったが、大英博物館に保管されていたバンクスが遺した銅板を用い、1980年代にようやく出版された。会場では、図譜・全743点から120点を厳選。併せてクックの関連資料や寄港地の民俗資料なども展示される。

「キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展」は、2014年12月23日(火・祝)~2015年3月1日(日)まで、Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷区道玄坂2-24-1 渋谷駅徒歩7分)にて開催。開館時間は10:00~19:00(金・土は21:00まで)。休館日は1月1日(木・祝)、1月26日(月)。入館料は当日一般1300円。

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。