震災で被害を受けた文化財再生事業の成果と現状を紹介する展覧会

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1月14日(水)より、東京・上野の東京国立博物館にて、東日本大震災により甚大な被害を受けた文化財の再生の成果と現状を紹介する特別展『3.11大津波と文化財の再生』が開催される。

2011年3月11日に発生した東日本大震災による大津波により、地域を支えてきた多くの文化財が失われ、あるいは大きなダメージを受けた。震災後、東京国立博物館は、陸前高田市立博物館や岩手県立博物館などと協力し、資料を被災地から安全な場所へ移動させ、ヘドロや雑菌などにまみれた文化財をクリーニングする「安定化処理」を実施。陸前高田市では、56万点の資料のうち45万点が救出され、現在までに15万点の安定化処理を行なった。

会場には、大津波で流され、アメリカの西海岸に漂着した岩手県立高田高校の実習船「かもめ」をはじめ、岩手県出身の歌人、石川啄木の歌碑の拓本、地芝居「高田歌舞伎」の衣装、かんざし、かつらなどの関連資料、平安時代(9世紀)の毛抜形蕨手刀(けぬきがたわらびてとう)ほか、およそ70点を展示。さらに文化財の救出活動やクリーニング処理の方法に関するパネル展示も行われる。

特別展『3.11大津波と文化財の再生』は、2015年1月14日(水)~2015年3月15日(日)まで東京国立博物館(台東区上野公園13-9 JR「上野駅」徒歩10分)にて開催。開館時間は9:30~17:00(3月6日、13日は20:00まで)。休館日は月曜日。観覧料金は一般620円。

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【関連リンク】
特別展「3.11大津波と文化財の再生」-東京国立博物館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。