1月3日(土)、テレビ東京の大人気旅番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の最新作が放送された。太川陽介と蛭子能収コンビによるバス旅も今回で第19弾だったが、この番組は当初はどんなプランでスタートしたのか? 初めてこのバス旅の話を聞いた時について、蛭子は振り返っている。
「テレビコンテンツに普通にある旅もののロケ番組だと思っていました。だから、別にそこまで深く考えはしなかったです。ただ3泊4日がちょっと長いなとは思いました。1泊2日くらいが普通でしたので。これは途中で何かが用意されているのではないか、と。番組の第1回は本当に普通の旅番組だったんです」
たしかにいま振り返ると、太平洋(横浜駅)から日本海(富山湾)を目指した第1弾(2007年放送。マドンナは中島史恵)では、途中でぶどう狩りをしたり、タクシーに乗ったりと、旅番組テイストが強かったこのシリーズ。それがなぜ“ガチのバス旅”に変わってしまったのか?
「第2回(※)のロケのときです。目的地は京都だったのですが、途中でディレクターから話がありました。このまま行くと京都まで着きません。どうしましょうか、と。スタッフの車がありますので、乗せて行くことも可能です。どちらがいいでしょうか? と言われたんです。出演者みんなで話し合って、結論は、行き着けなくてもちゃんと行きましょうということになったんです」
(※)日本橋→京都。ヒロインは相本久美子
スタッフの懸念どおり、ゴールにはたどり着けなかったものの、その回が15.3%という高視聴率を獲得し、それからは「これはガチのほうがいい」ということになったのだとか。ただし蛭子さんによれば、その回は風や雨、雪がいっぺんにやってきたため、「たまたま波乱万丈な番組になった」そうで、「あんまりガチだったからとかは関係ないと個人的には思っています」と語っている。
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