ネット発のボーカリスト・天月-あまつき-と、ラッパー・はしやんのユニット「melost」の初のアルバム『Melody Stock』が2月に発売された。ユニット自体は4年ほど前から存在したものの、アルバムが制作されるのは初めてだが、なぜアルバムを作ろうと思ったのだろう? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.118で、天月-あまつき-はこのように語っている。
「これまでmelostはライブユニットという形で活動してきたのですが、『音源で聴きたい』という要望をいただくこともあって。僕ら自身も録音物と言う形でリスナーの皆さんに届けたいという想いがあったタイミングに、今回のリリースがつながった感じです」
昨年7月に発表された天月-あまつき-のメジャーソロアルバム『Hello, World!』は、友人アーティストや憧れの作家陣に支えられたアルバムだったが、今作は、盟友のはしやんと2人で作り上げられた作品。天月-あまつき-は、ソロアルバムと今作の違いをこう説明する。
「“ラップが足されることでできる曲”というものが自分の中にあって……足りない自信を補ってもらえている感覚でしょうか。ひとりとふたりでは表現が確実に変わってくるという実感がありますね」
「ふたりなのでじっくり話し合えますし、お互いの良い部分を引き出し合えるという感覚があってやりやすいです」と語る天月-あまつき-。ちなみに『Melody Stock』というアルバム名には、どんな意味があるのだろう?
「4年くらい前、ふたりでmelostってユニットを組むという報告をリスナーの皆さんにニコニコ生放送でしたときに『melodyをstockするって意味ですか?』っていうコメントが流れてきて、『これだ!』って(笑)」
もともとネット発のアーティストだけに、アルバム名をネットユーザーから頂くのも納得の話。ライブ限定のユニットが音源を発表したことで、いま一歩高いステージで活動することになりそうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.118(2015年2月13日発売/太田出版)
【関連リンク】
・『クイック・ジャパン』vol.118
【関連記事】
・メタリカと遭遇したBABYMETAL 「普通のおじさん」の感想をライブ観て撤回
・「人生は暇つぶし」と語った大瀧詠一の最高に贅沢な生き方とは
・ももクロ有安が玉井詩織との歩み寄りに成功 「確実に1年前より仲が良い」
・きゃりーぱみゅぱみゅ「自分はどう考えてもアイドルじゃない」