10月6日(火)より、東京・竹橋の東京国立近代美術館にて、1972年に京都市美術館で開催された「映像表現 ’72」展を“再演”し“再生”する展覧会『Re: play 1972/2015―「映像表現 ’72」展、再演』が開催される。
1972年にわずか6日間だけ開催された「映像表現 ’72」展(正式名称は『第5回現代の造形< 映像表現 ’72> もの、場、時間、空間-Equivalent Cinema-』)は、映画館ではなく美術館で、美術家による複数の映像作品を一堂に展示した展覧会。終始座ったまま映像を鑑賞する映画館とは異なる「どこから見るのも、どれだけ見るのも自由」という展示(上映)形式は、国内初であると同時に世界的に見ても先駆的な試みだった。
今回の展覧会は、43年前に行われた画期的な展覧会を懐古的に“再現”するのではなく、再演し、再生するもの。同時の会場の様子や機材の種類、配置などを可能な限り正確に割り出し、ディテールにこだわって1972年の展覧会を追求することで、伝説的な展覧会の2015年における現代的な意味を捉え直す。
『Re: play 1972/2015―「映像表現 ’72」展、再演』は、2015年10月6日(火)~12月13日(日)まで、東京国立近代美術館(千代田区北の丸公園3-1 東京メトロ「竹橋駅」徒歩3分)にて開催。開館時間は10:00~17:00(金曜日は20:00まで)。休館日は月曜日(10月12 日、11月23日は開館)、10月13日、11月24日。観覧料は一般900円。
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