近年B級グルメが全国的に大流行ですが、富山に存在するのが「ラーメンサンド」です。焼きそばパン的な? 富山名物ブラックラーメン的な? そんな声が聞こえてきそうですが、正解はみんな大好きなベビースターラーメンをサンドイッチにした、富山の新ソウルフードです。
この珠玉の逸品を生んだ「立山サンダーバード」は、その独自性で有名チェーンを蹴散らす最強のコンビニ。立山の麓に位置し、登山客も多く訪れる同店では、「梅チキン」「ぶりの子ハンバーグ」ほか40種類以上のサンドイッチが並びます。
また、サンドイッチだけでなく、井戸の水で米を炊いた絶品おにぎり、山菜の昆布じめ、ホタルイカ、渓流釣り用のミミズまで取り揃え、映画『劔岳 点の記』『春を背負って』の撮影で店を訪れた木村大作監督は、同店のソフトクリーム(200円)が大好物だそうです。
その立山サンダーバードの商品ラインナップの中でも特にパンチのきいた一品が「ラーメンサンド」。ベビースターの楽しい食感に加え、焼豚とシナチクのレアなしっとり感の相性が抜群です。店長曰く「たまたまベビースターを店で売っていたので、入れてみたらお客さんにウケた」とのことで、ゆるい誕生秘話をもつラーメンサンドは250円也。なお、この夏は「冷やし中華サンド」も始めたそうです。
◆ケトル VOL.26(2015年8月11日発売)
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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。