坂口健太郎 「役者は唯一、自分からやってみたいと思ったこと」

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人気少女漫画『俺物語!!』が鈴木亮平主演で実写化され、10月31日から全国公開されている。同作で、主人公・剛田猛男(鈴木)の親友で超イケメン・砂川誠を演じる坂口健太郎は、もともと「MEN’S NON-NO モデルオーディション」でデビューし、今も同誌の専属モデルだが、どのような気持ちで役者の世界に足を踏み入れたのだろうか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.122で、坂口はこのように語っている。

「役者にはなりたかったんですけど、主役とかには興味なかったんですよ。事務所に入る前の面談で、社長にそう言ったら『主演をやりたいと思わないと、2番手、3番手も務まらない』と怒られました(笑)。でも今は主演ってすごい楽しそうだなと思うようになりました。色々考えることは増えるかもしれないけれど、やってみたいです。そこはやり始めてから変わったところですね」

今年に入って『娚の一生』『海街diary』『ヒロイン失格』と、立て続けに注目作に出演し、10月からはドラマ『コウノドリ』(TBS系)にも出演している坂口。この勢いでいけば、映画やドラマで主演を果たすのはそう遠い未来ではなさそうだが、周りの期待とは対照的に本人は至って冷静だ。

「なんか……あんまり気張りたくないんです。自分が一番楽しく臨める状態でいたいし、それは普通の自分でいることなんです。例えば来年主演が決まった途端に『あ、どうも坂口です(キリッ)』みたいになるのって嘘じゃないですか。ちゃんとしなきゃいけない部分はあるかもしれないけど、『俺役者なんで』って振る舞うのは面倒臭いなって思うんですよね。もともとそうじゃないから疲れちゃいそうで」

「普通に、自分が一番楽しく、自分のままで、楽にいられるのが一番」と、あくまでも自然体でありたいと語る坂口。しかし彼は彼なりに、役者の仕事には夢中になっているようで、

「人からは低い温度で熱い、青い炎に見られるかもしれないけれど、夢中にはなっています。小さい頃から、医者とかサッカー選手とか、将来なりたい職業が全然なかったんですよ。役者は唯一、自分からやってみたいと思ったことだからか、やってみると悔しいと思うことばかりですね」

と語っており、役者として成長しようという強い意志はしっかりと持っているようだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.122(2015年10月13日発売/太田出版)

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『クイック・ジャパン』vol.122

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。